アイドル歌謡を振り返る

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昭和歌謡のアイドル。

昭和歌謡の中でもアイドル歌謡とも呼ばれる部類。

アイドルという言葉が生まれる前は青春スターとも言われました。

 

昭和のアイドルと言われてあなたが思い浮かべる人は誰ですか?

時代を振り返ってみましょう。

60年代

美空ひばり、美輪明宏や御三家と呼ばれた橋幸夫、西郷輝彦、舟木一夫が活躍したこの時代はおそらく青春スターという呼称が一般的だったでしょう。まだアイドルという概念もなかった時代で、演歌色が強いこの時代は今で言うアイドルと呼ばれる存在は受け入れられなかった時代でしょう。

70年代前半

アイドルの元祖、南沙織が活躍した時代です。天地真理、小柳ルミ子と共に新三人娘と呼ばれました。

また、花の中3トリオと呼ばれた森昌子、山口百恵、桜田淳子や、新御三家である西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎など数多くのアイドルが生まれました。

アイドルの基盤が作られ、多くの人に受け入れられました。

後にあいざき進也、城みちるもデビューすることになります。

70年代後半

キャンディーズやピンクレディなどグループのアイドルが活躍を始めます。

派手なダンスや衣装も加わり、既存のアイドルも影響を受けたと思います。

注目したいのはファンが親衛隊を組み始めたこと。

熱狂的なファンがアイドルの警護活動などをボランティアで行うようになります。

80年代前半

松田聖子、たのきんトリオと呼ばれた近藤雅彦、田原俊彦、野村義男が活躍しました。

また82年はアイドルが沢山生まれた時期で、中森明菜を筆頭に小泉今日子、シブがき隊、堀ちえみ、早見優、石川秀美、原田知世などがデビューし花の82年組と呼ばれています。

聖子ちゃんというアイドルの完成形が生まれ、後の82年組はそれと被らないようにそれぞれの本来のキャラを生かした凝った売り出し方をするのが特徴だと感じます。中森明菜はツッパリ系ですね。

またアイドルの髪形も流行り、聖子ちゃんカットや藤井フミヤの前髪も流行りました。

ちなみに花の82年組の反動で83年はアイドル不作の年となりました。

83年デビューのアイドルの筆頭がいとうまい子で俗に不作の83年組と呼ばれています。

80年代後半

おニャン子クラブや、おニャン子出身の国生さゆり、新田恵利、河合その子、渡辺麻里奈、工藤静香が活躍しました。

これによりアイドルが手の届きにくい女の子から同じクラスにいる可愛い子という印象に変化しました。

それでもこの時代のトップアイドルは凄まじく、おニャン子出身の工藤静香、南野陽子、浅香唯、中山美穂を合わせてアイドル四天王と呼ばれました。

 

いかがでしたか?

次回の昭和歌謡特集は昭和アイドルの楽しみ方について語ろうと思います。

 

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