今となっては昭和の歌謡曲について語る人も少なくなりましたが、このブログで時々取り上げていくことにしました。
今回は歌謡曲という言葉の定義について僕の考えを述べていこうと思います。
歌謡曲は2つの意味を持っています。
①昭和歌謡
1つ目は昭和歌謡の代替えで使われる場合です。単純に昭和の流行歌という意味で使われています。
②ジャンル
2つ目はジャンルとして使われる場合です。昭和歌謡の中の主なジャンルといえば、演歌(五木ひろし,石川さゆり)、グループサウンズ(ザ・テンプターズ、ザ・タイガーズなど)、フォーク(吉田拓郎、かぐや姫など)、ニューミュージック(松任谷由美、オフコース)、そして歌謡曲です。
歌謡曲系の歌手といえばいしだあゆみさん、尾崎紀世彦さんなど。またさらにアイドル歌謡へ分けることもでき、山口百恵さんや西城秀樹さんなどがそれに当たります。
気をつけていただきたいのは、昭和歌謡や懐メロという言葉は音楽のジャンルではない事。この言葉は誰かの目線やある時代からの目線による呼称に過ぎません。
ジャンルを指すなら歌謡曲という言葉を使うのが正しいでしょう。
また、演歌と歌謡曲の境目も曖昧ですし、フォークやニューミュージックもそうです。ジャンルの境界線が曖昧なのは昭和歌謡の特徴です。それは昭和の音楽番組にも現れてきますが、また詳しく記事にしたいと思います。
このように歌謡曲という言葉には2つの意味があります。そして歌謡曲という言葉がテレビや会話で出てきた時、どちらの意味で使われているかという事を正しく理解しなければなりません。
僕は昭和歌謡と歌謡曲という言葉は明確に使い分けています。
歌謡曲を①の意味で使うと昭和歌謡と重複して判断し難いので、②の意味でしか使いません。
これを僕は20歳のころに発見して実践していますが非常に明確でオススメです。是非参考にしてみてください。