2020年の4月に解説した橋渡ギター教室のYouTubeチャンネルが、2021年10月で登録者1000人を達成しました。
開設から1年半での達成です。
これが早いかどうかはわかりませんが、この1000人に苦戦している方も多いようです。
そこで今回は僕がこれからYouTubeをやっていきたい方、何年やっても1000人到達に苦戦している方に対して僕が取り組んできた事をまとめたいと思います。
■メンタル編■
●心意気
趣味でやって行こうと思っている方、のんびり空いた時間でやりたい方はよほど運が良くないと無名の方が1000人到達するのは難しいです。
必ず1000人に到達するという熱い魂を持ってください。
そして出来るだけ多くの人に1000人を目指していると公言して自分の退路を絶ってください。
●理由
そして1000人を達成する為の理由は金儲けである事を明確にしましょう。ボランティアなら収益化申請をする必要はありません。
1番の社会貢献はお金を儲けたいという利己心です。
例えばあなたがお店でおいしいラーメンを食べられるのは、店長の売上を上げたいと思う気持ちがより美味しいラーメンを生み出し、それを食べるお客さんの満足度も上がります。
今あなたが着ている服、いつも見ているスマホ、あなたが住んでいる家、全てが、誰かが働いて利益を追求をした結果私たちを幸せにしているのです。
本当に社会をよくするのはボランティアではなく利己心なのです。
■運営編■
●動画撮影に必要なもの
スマホだけで十分です。
チャンネルのジャンルにもよりますが、基本的にはスマホで動画撮影しアプリで編集、アップロードまで出来ます。
●視聴者層を定める
誰に向けたチャンネルにするか決めます。
音楽が好きな人、料理が好きな人、キッズ向け、大人向け、男性向け、女性向け…など。
音楽好きの中でも、ギターなのかピアノなのか、最近の流行か昭和歌謡か、楽器レッスンか演奏か、初心者向けか上級者向けか…など細かく定めた方がいいです。
悪い例は、ギターチャンネルなのに、時にはウクレレを弾いたり、時には歌ったり、時には料理をしたり、雑多なチャンネルになってしまう事です。
そうなると、例えばギターに興味のある利用者に料理動画がオススメに上がっても再生されませんよね。
そういったデータを元にYouTubeのAIが「人気のないコンテンツだ」と判断されると利用者のオススメに上がらなくなり再生率が悪くなります。
また、パッと見でなんのチャンネルか分からないと、一度見ても登録には至らないです。分かりやすいチャンネル名にするのも大事です。
ですので視聴者層を明確にして、そこに対しての動画だけをアップしていきましょう。
オススメの視聴者層は30から60代です。
YouTubeは利用者の年齢や性別、Googleの検索履歴なのでその人に適した広告を載せてきます。
利用者が10代20代だと、広告を出してもお金と時間の余裕がないのでその商品購入に繋がりにくいです。
ですのでお金と時間の余裕のある30-60代の方が広告の単価が高いので、同じ再生数でもYouTuberに支払われる収益が高くなります。
70代以上はYouTubeを利用していない事が多いので避けましょう。
効率よく稼ぎたいならターゲットは30-60代です。
●個性のあるチャンネルにする
例えばギターのレッスンチャンネルでも、先駆者が既にたくさんいますし、編集が凝っている人はたくさんいます。
そのような環境で視聴者はわざわざ無名のチャンネルは見ないです。
ですので、2つの趣味を掛け合わせます。
例えば僕はギターレッスンと昭和歌謡です。
2つを合わせる事で大幅にライバルが減ります。
そして昭和歌謡を掛け合わせる事で対象が50-60代になっている事もポイントです。
50-60代での方で同じ趣向のチャンネルを運営している方も多いですが、編集が苦手な方が多いので、見易さと分かりやすさで差別化出来ています。
そして若者からの新規参入がしづらいジャンルですので割と安全と思います。
これらは僕の例ですが、このような感じで個性を出してください。
3つ以上の趣味を合わせると前述した雑多なチャンネルになる可能性が高いのでオススメしません。
●YouTube内だけで登録者を増やす
知り合いに登録をお願いしたり、SNSで拡散するのは逆効果です。
自分の動画のコンテンツに興味がない人が動画を見ると、興味がないのですぐに離脱します。
再生維持率が重要で、個人的には40%は越えたいです。
そもそも興味がないコンテンツは、オススメに上がってもクリックされない事も多いです。
登録者と再生数に解離が起きてしまう事も。
これだとAIの判断により悪いコンテンツと認識されて利用者のオススメにあげてくれなくなります。
仮にこの方法で頑張っても、僕の感覚ではは200-300人が限界で最終的には自分の力で登録者を伸ばすことになります。
●1人でやる
とりあえず1人でやってください。
熱意に差があると上手くいかないし、収益化した時に揉めます。
そもそも1人でやれば収益を折半する必要もありません。
2人の予定をすり合わせる必要があると、それだけで機動力が落ちます。
かと言って外部に依頼するとお金がかかってしまいます。
撮影から編集まで1人でやりましょう。
●少なくとも週に一回、時間を決めて更新
少なくとも週に一回は更新してください。
更新頻度が低いとAIに悪いコンテンツと判断されます。
また、更新する曜日と時間を固定するのも重要です。
土日のYouTubeの利用率が高いので、僕は金曜の19:00に必ずアップしています。
視聴者に習慣化させる意味もあります。
●とにかく続ける
登録者1000人を達成した方が少ないのは辞めてしまう方が圧倒的に多いからです。
僕の場合、100人の登録者が付くまで半年かかりました。
ここが一番の苦悩の時期だと思います。
逆にここを乗り越えれば登録者の伸び率は指数関数的に伸びていきます。
極論を言えば、続けてさえいれば周りは勝手にやめていくので生き残る事ができます。
登録者が伸びないと悩む前に、まずは100本動画を作ってください。
●来年も再来年も価値が下がらない内容にする
時事ネタを扱うチャンネルは、過去の動画の価値は薄いですよね。
例えば一年前の政治のニュースには誰も興味がありません。
新鮮さが命の生物(なまもの)のようです。
しかし、これだと過去の動画が再生されないので、最新の動画しか収益を生みません。
ですので生物(なまもの)ではなく、時間の経過で価値が下がりにくい動画を沢山溜めておけば多少動画投稿をサボっても収益を生み出し続けてくれます。
楽に稼ぐにこの視点は重要です。
ギターレッスン動画は、来年も再来年もギターを始める人はいるので価値は衰えないです。
●再生数が急に落ちても…
気にしないでください。
YouTubeのAIが自動で判断で再生数には上下を繰り返します。
全体的には見て上昇していれば大丈夫です。
■撮影編■
●毎回同じ構図で撮る
自分のチャンネルを覚えてもらう為に同じ構図で撮ります。
オススメで流れてくるたびに出演している人物やチャンネル名を見なくても動画の構図で一瞬で認識させ、見慣れてもらうとチャンネル登録に繋がります。
また視聴者の気を散らさない為に必要なもの以外は写さないようにします。
●定番の挨拶、決め台詞を決める
こちらもチャンネルを覚えてもらう為の工夫です。
●身だしなみをしっかり
自分で見返した時に後悔します。
僕はめんどくさいのでやっていませんが、毎回同じ服で覚えてもらうのいいです。
●照明を使う
明るければ自然光でもいいですが、少なくとも顔が暗くなるのは避けます。
●ハイテンション&早口
ハイテンションなキャラクターはYouTubeで好まれます。
表情豊かに話してみてください。
そして、話すスピードは早口がいいです。
YouTubeの利用者はせっかちなので、ゆっくり話すと離脱されます。
YouTubeの場合は滑舌が苦手でもあまり影響ないです。聞きづらい場合は字幕をつける事で対処できます。
●人間性を出す
感情を表に出さない人より、身振りや表情が豊かな人の動画の方が面白いですよね。
たまに自分のプライベートの事を話すなどのラフさがあると親近感が湧きます。
能力の有無よりもその人を見ることで得られる安心感が重要だと思います。
●最初は3-4分の動画から
YouTubeは10分以上の長い動画に対しての評価が高いです。
しかし無名の間は長い動画は最後まで見てもらえず、再生維持率が低くなってしまいます。
3-4分の動画から始めて、徐々に5分、7分と増やすといいです。
■編集編■
●編集ソフトは必要ない
スマホのアプリであります。僕はVLLOというアプリを使っています。
●凝りすぎない
編集に凝りすぎで何時間もかかると投稿が辛くなります。
最小限の編集に留めましょう。
僕の編集の作業時間はカットに30分、字幕や効果などの挿入に30分程です。
●字幕は必要ない
これをやると時間がかかります。
聞き取りづらい所や強調したいポイントのみに絞って極力省きましょう。
僕の経験ではあまり登録者の増加や再生数に関係がないです。
●オープンアニメーションは短く
これが長いと離脱されます。
オープニングアニメーションは2-4秒にするか無しでもいいです。
序盤で視聴者の心を掴む事に命を掛けてください。
●セリフとセリフの間を作らない
セリフとセリフの間などは細かくカットするか、しっかり練習して間を作らないようにする事で離脱を防ぎます。
視聴者的には台本を作ってしっかり練習しカットに頼らない方が見やすいのですが、台本を作ったり練習したりするのがめんどくさいので僕はやりません。
僕は基本カメラ回しっぱなしで、セリフを間違えてもそのまま言い直して最後にうまくいった所だけ残してあとはカットしています。
ここは人それぞれの性格にあったやり方でいいでしょう。
●BGMや効果音は適度な大きさで
セリフが聞こえるくらいの大きさにします。
●いい編集はパクる
編集に著作権はないので積極的にパクります。
■バズらせ編■
●基本バズらない
これは運もあります。バズらなくても継続する事が1番の武器です。
●テーマをパクる
同じジャンルのYouTuberでバズっている動画のテーマをパクります。
内容はパクってはいけませんが、テーマは大丈夫です。
これにより、他チャンネルのバズり動画から流れてくる人を取り込みます。
●自分のバズった動画のリメイクを出す
これも割と再生されます。
●バズりを狙わない
流行を追いかけるのは前述した通り、生物(なまもの)動画になるので覚悟がない限りは避けるべきです。
たまに流行りネタもいいですが、再生数は稼げても登録には繋がりにくいので、流行りネタは1000人到達後に狙うべきです。
■音楽系チャンネルについて■
最後に僕のやっている音楽チャンネルについてです。
音楽チャンネルはYouTubeでもメジャーなジャンルです。
それ故に個性を出さないとYouTubeでは難しいジャンルです。
特に演奏チャンネルは難しく、離脱率も高く、目的の曲を聴いただけで登録に繋がらない事も多いです。
敢えてやるとしたらオリジナル曲よりも検索に引っかかりやすいカバー曲がいいです。
カバー曲をフルで歌うのではなく、ワンフレーズだけにしておけば飽きずに最後まで見られます。
ただ収益後は8分以上の動画を作りづらいのと、著作権の関係で収益が止められる事が多いので、演奏はサブチャンネルでやるくらいがいいと思います。
また、短い演奏動画ならYouTubeよりもInstagramの方が僕は相性がいいと思います。
オススメは僕もやっているレッスン系や解説系です。
ジャンルや年齢層などを定めれば簡単に差別化しやすいです。
以上!
これらはすべて、一個人の経験によるノウハウだと思ってください。
本気でやられる方は、僕だけではなく色んな人の意見を調べる事をお勧めします。